米連邦取引委員会(FTC)は21日、米アマゾン・ドット・コムを提訴した。同社が長年にわたり、同意のないまま消費者を有料会員サービス「アマゾンプライム」に加入させ、解約も困難にしてきたことが理由としている。FTCがワシントン州シアトルの連邦裁判所に提出した訴状によると、アマゾンは数百万人もの消費者を故意に欺き、本人の知らないうちにプライムに加入させてきた。プライムの年会費は139ドル(約1万9700円)。FTCのリナ・カーン委員長は声明で「アマゾンは消費者をだまし、同意なしに会員登録を自動更新させ、利用者をいら立たせただけでなく多額の損害を与えた」と述べた。FTCは民事制裁金を求めているが、金額は明らかにしていない。
米FTCがアマゾン提訴、「同意なしに」有料会員登録
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