ホワイトハウスがインドのナレンドラ・モディ首相のために22日に催した公式晩さん会は、多くの象徴的な意味を持つ。モディ氏はグジャラート州首相時代に州内で発生した反ムスリム暴動を理由に2005~2014年に米国への入国を拒否されたが、今回は自由世界のリーダーから手厚く歓待されている。  米政府がモディ氏を盛大に歓迎したことで、米国とインドの関係を巡る議論は決着したかに見える。つまり、中国に対する懸念をインドと共有することは、インドの民主化後退への不安よりも重要だということだ。しかし、この外交上の成果は長続きするものだろうか。