コロナ禍で経済動向が大きく変わる中、主要企業はどの大学から学生を採用したのか。総合商社、コンサル、金融、メーカー、流通、運輸、情報通信など企業別2022年採用大学ランキングを作成した。今回は、大手損害保険会社の採用大学ランキングをお届けする。(文/ダイヤモンド・ライフ編集部、データ提供/大学通信)
2022年度はコロナ禍などで減益も
今年度は過去最高益の予想
損害保険の中でも最大手の東京海上日動火災保険、三井住友海上火災保険、損害保険ジャパンの3社は、2022年度の決算でいずれも増収減益だった。
円安の影響で海外事業利益が増加し、国内経済の回復で正味収入保険料がいずれも過去最高になったが、自然災害や自動車事故、新型コロナウイルス関連の支払いなどが増えて減益となったためだ。
ただし、23年度は自然災害や新型コロナウイルス関連の支払いが減少し、また海外保険の保険引受利益が回復する見込みで、3社とも過去最高益を予想している。
そんな3大損保の21年「採用大学」ランキングは、いずれも1位慶應義塾大学、2位早稲田大学で同じだった。3位は東京海上日動火災保険が立教大学、三井住友海上火災保険は明治大学、損害保険ジャパンが同人数で立教大学と同志社大学だった。
果たして、22年のランキングに変化はあったのだろうか。