SUSHIブームが変える伝統 2カ月で職人養成東京のすし職人養成学校・飲食人大学の授業風景 TARO KARIBE FOR THE WALL STREET JOURNAL

【東京】益永吉朗さん(36)は先日、最終試験のために白い上着と帽子を身につけた。課題の一つは3分間で15個以上のすしを握ることだ。

 元ホテル従業員の益永さんはすし職人として海外に出て、とどまるところを知らない世界のすし需要を満たしたいと考えている。かつてはすし職人の卵が客の前でマグロを切らせてもらえるまで、10年もの修行や皿洗いを含む下働きに耐えなければならなかった。