米最高裁は30日、憲法修正第1条(表現の自由)に基づいて同性婚の発表についての請負業務を拒否できるとしたコロラド州のウェブデザイナーの主張を支持した。宗教保守派の間では同性カップルに結婚する権利を認めた2015年の判決への不満が今もくすぶるが、今回は白星を挙げた格好だ。この訴訟は2016年、コロラド州リトルトンでウェブデザイン会社を経営するキリスト教福音派のロリー・スミスさんが提起。同性カップルにサービスを依頼された場合、州の差別禁止法の適用を免れられるように求めていた。デンバーの連邦裁判所は、性的指向にかかわらず顧客を平等に扱うことを事業者に義務づける州法をないがしろにするような憲法上の権利はないと判断していた。
同性婚巡る業務拒否、米最高裁が認める判決
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