誰しも悩みや不安は尽きない。寝る前にイヤなことを思い出して、眠れなくなるなんてことも……。そんなときの助けになるのが、『精神科医Tomyが教える 40代を後悔せず生きる言葉』(ダイヤモンド社)だ。ゲイのカミングアウト、パートナーとの死別、うつ病の発症……苦しんだ末にたどり着いた、自分らしさに裏づけられた説得力ある言葉。心が落ち込んだとき、そっと優しい言葉を授けてくれる。Voicy「精神科医Tomyきょうのひとこと」の“言葉の精神安定剤”で、気分はスッキリ、今日がラクになる!
クヨクヨ、モヤモヤを吹き飛ばす
ネガティブな気持ちが湧いてきて、なんだかクヨクヨしてしまう。イヤなことが頭に浮かんできて、モヤモヤしてしまう。こんなことって、ありますよね? そんなときに気持ちを切り替える方法が2つあります。
1つは、場所を移動すること。自宅であれば、他の部屋に移る、ベランダに出てみる、散歩に出かける。会社であれば、デスクから立ち上がって、トイレに行く、飲み物を買いに行く、屋外に出てみる。
そうやって、場所を移動するだけで、気持ちがリフレッシュします。なぜかというと、場所が変わると、その変わった景色や雰囲気のほうに意識が向くからです。
違うことをして頭を切り替える
人間の脳は、シングルタスク型。基本的には同時に複数のことを考えられませんから、ネガティブな意識を変えるには、場所を変えて気分を切り替えてあげるといいんです。
もう1つの方法は、行動を変える。たとえば、自宅でソファに座っていて、モヤモヤしてきたら、料理を作る。すると、「何を作ろうか」と別のことを考えて、モヤモヤから意識が遠のきます。
仕事であれば、異なる仕事に着手して、思考を転換してあげると、おのずと気分が切り替わります。
2つを兼ね備えた手軽な方法
2つの方法を兼ね備えた気分転換でオススメなのは、散歩です。歩くことで、どんどん場所が移動しますし、「今日は気持ちいい風が吹いてるな」とか「新しい家を建てているな」なんて、自然と違うことを考えるようになります。
手軽な方法は散歩ですが、より時間と費用をかけられるなら、旅行もオススメです。まったく知らない土地に移動して、新たな刺激を受ければ、次から次へと新鮮な刺激を受けて、気分がリフレッシュします。
いずれにしても、「場所を移動する」「行動を変える」という2つのことを意識すると、クヨクヨしたりモヤモヤしたりするネガティブな気持ちから離れられます。
※本稿は『精神科医Tomyが教える 40代を後悔せず生きる言葉』(ダイヤモンド社)の著者が日々お届けする“心のサプリメント”です。