ロシアは昨年、ウクライナに侵攻した際、西側諸国との対立で国外のロシア語話者を結集させようとした。しかし、彼らは抵抗した。ロシア移民の心の葛藤の渦中にあるのがドイツだ。同国のロシア語話者は350万人と旧ソ連圏以外では最多で、同国最大の移民コミュニティーを形成している。ロシアの全面的なウクライナ侵攻から数日後、ドイツの大都市に数百人が自動車で集結し、ロシア国旗を掲げてデモ行進を繰り広げた。コミュニティー内のウラジーミル・プーチン露大統領に批判的な人たちもすぐに行動に乗り出した。自動車集会を禁止させ、対抗するデモを組織し、ネットのプロパガンダを暴き、プーチン氏支持者を法廷に訴えた。反プーチン派は今、自分たちが優勢になりつつあるとみている。
ドイツのロシア移民、ウクライナ戦争で分断
プーチン政権の影響力工作が続く一方、親ロデモ阻止のため闘う人々も
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