ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)発行元であるダウ・ジョーンズの代理を務める弁護団は7日、国連人権理事会の特別報告者に対し、WSJのエバン・ゲルシコビッチ記者の解放をロシアに強く求めるよう要請した。ゲルシコビッチ氏(31)がロシアで拘束されてから100日目を迎えたこの日、ダウ・ジョーンズの弁護団は同国における人権問題の国連特別報告者であるマリアナ・カツァロワ氏に対し、ロシア当局に接触して即時解放を迫るよう求めた。弁護団はゲルシコビッチ氏の拘束について、「ロシア政府にとって好ましくない方法で自らの権利を行使しようとするロシア国内のあらゆる人々への露骨でおぞましい警告」との見方を示した。国際社会による明確かつ確固たる対応が必要だとも述べた。