正解は2

解説　設問の選択肢をベースに、具体的にみていきましょう。

①ひと言で「株式投資」といっても“投資のやり方”によっては、利益を見込んで会社にお金を投じる投資ではなく、ギャンブル性の高い「マネーゲーム」になります。

②「価格」よりも「価値」が高い会社（銘柄）を見つけて買うのが儲かる投資のコツです。会社の価格は「株価」ではなく「時価総額」をチェックしましょう。

「時価総額」とは、次の設問でも説明しますが、わかりやすくいうと、その会社を丸ごと買ったときの「価格」です。

安いからといって
買ってはいけない

ふだんの買い物を考えてみてください。「価格」が「安い」からといって、モノを買っていませんか？

儲かる投資家を目指すのであれば、「価格」だけみるのではなく、そのモノの「価格」と「価値」のバランスをみることが、非常に大事になってきます。

儲かる投資家の
買い物の基準とは？

× 価格 ＞ 価値 ＝ 高い買い物
○ 価格 ＜ 価値 ＝ 安い買い物

価値が高い会社に
お金を移し替えていく

③まったく同じ株（銘柄）を買ったとしても、短期的に売買するのではなく、中長期的に保有することで、株価が10倍、100倍と大きく成長することもあります。

Amazon.com（証券コード：AMZN）は、20年でおおよそ2000倍になりました。

④会社の価格である「時価総額」よりも「価値」が高い会社（銘柄）に、自分のお金を移し替えて資産を育てていくことが、投資の基本中の基本の考え方になります。

ポイント　「価格」よりも「価値」が高い会社に投資することが基本

※本稿は『10万円から始める! 小型株集中投資で１億円 【１問１答】株ドリル』（ダイヤモンド社）から一部を抜粋・編集したものです。

［著者］遠藤 洋（えんどう・ひろし）
投資家・自由人
1987年埼玉県生まれ。東京理科大学理工学部電気電子情報工学科在学中の夏休み、家庭教師のアルバイトで貯めたお金を元手に知識ゼロの状態から投資をはじめる。すると、有名企業より小型株、分散投資より集中投資のほうが実は低リスク・高リターンであることに気づく。大学卒業後、ベンチャー企業に入社し、新規事業の企画・広告・採用等を経験。その約4年後、26歳のときに投資で得た資金を元手に独立。本質的な価値を見極め「1年以内に株価3倍以上になる小型株」へ集中投資するスタイルで、最大年間利まわり＋600％、1銘柄の最大投資益＋1760％など、1銘柄だけでも億単位のリターンを達成。噂を聞きつけた資産家から「10億円を預けるから資産運用してほしい」と頼まれたこともあるが、いまのところ外部運用はすべて断り、自己資金のみで運用している。その投資経験をベースに、経営者、上場企業役員、医師、弁護士、ビジネスパーソンなど、これまで1600人以上の個人投資家を指導し「勝てる投資家」を数多く輩出。現在は投資をしながら1年のうち半分は国内外を旅して自由を謳歌しつつ、次世代を担う投資家や事業の育成に力を入れている。投資コミュニティixi（イクシィ）主宰。『10万円から始める！ 小型株集中投資で１億円』『10万円から始める！ 小型株集中投資で１億円【実践バイブル】』は、シリーズ10万部突破のベストセラー。最新作は、『10万円から始める! 小型株集中投資で１億円 【１問１答】株ドリル』（いずれも、ダイヤモンド社刊）。

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【株ドリル】株初心者が失敗しがちな「たった1つの勘違い」『10万円から始める! 小型株集中投資で１億円 【１問１答】株ドリル』 著者：遠藤 洋　定価：1650円（本体1500円＋税10％） ISBN：978-4478117927
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【株ドリル】株初心者が失敗しがちな「たった1つの勘違い」『10万円から始める! 小型株集中投資で１億円』著者：遠藤 洋　定価：1540円（本体1400円＋税10％） ISBN：978-4478106990