【お金を増やす】元手10万円を1億円に増やす方法・ステップ3

東京理科大学の大学生だったとき、夏休みの暇つぶしで突如「そうだ、投資をしよう！」と思い立った。証券口座を開設して、家庭教師のアルバイトで稼いだ貯金を“タネ銭”をほぼ全額投入。知識ゼロ・経験ゼロの状態から投資をしてみたものの、わずか2週間で全額、溶かしてしまった……。そこで投資を諦めず、本腰を入れて勉強。ベンチャー企業に入社してから本領を発揮して、1銘柄だけでも億単位のリターン（売却益）を得るなどして、入社4年で独立。そこで得た投資の最終結論は、常識の真逆をいく「小型株集中投資」という手法だった。その投資法を1問1答のクイズ形式で楽しみながら学べる『10万円から始める! 小型株集中投資で１億円 【１問１答】株ドリル』（ダイヤモンド社）の著者が、アマチュアだからこそプロに勝てる“儲かる株の見つけ方”を基礎の基礎から応用まで解説する。

《ステップ3》
1000万円を1億円に増やす

【前回】からの続き　ステップ2で100万円を1000万円にすることができたら、同じ要領で1000万円を1億円にすることを目指します。

すでに自分で運用して資産を10倍にした実績がありますから、このフェーズではより自信を持った投資ができるでしょう。

しかし、ここまできたら「資産を減らさないことも考える」必要が出てきます。

投資の絶対額が増えてくる

運用資金が増えるにつれて、同じ損益比率でも、おのずと絶対額が大きくなります。

目標達成までの時間軸を多少長くしてもいいので、短期間にリターン（収益）を求めすぎず、地に足のついた投資を意識していきましょう。

ステップ2をクリアした人であれば、同じ要領で投資を続けてさえいれば、私の経験からしても資産1億円を構築することは十分に可能だと思います。

少額投資から“億り人”になるなら
避けたほうがいい運用法

ざっくりとですが、ステップ1・ステップ2、今回のステップ3で、資産1億円を目指していきます。

ちなみに投資信託、ETF（上場投資信託）、AI（人工知能）が金融商品を提案するロボットアドバイザー（ロボアド）に投資を任せるといった資産運用で、10万円から1億円にするのは、ほぼ不可能だと私は認識しています。

少なくとも僕はそういった投資商品を買って、資産のケタが3つ増えたという人に出会ったことがありません。

※本稿は『10万円から始める! 小型株集中投資で１億円 【１問１答】株ドリル』（ダイヤモンド社）の著者によるものです。