正解は2
解説 本書でいうところの「集中投資」とは、基本的に1つの銘柄にお金を集中して投資することです。
投資信託やETF(上場投資信託)は、そもそも複数の投資先を集めた分散投資を基本とする金融商品なので、購入した投資信託やETFが1つであっても、それは分散投資になります。
全世界分散投資型の投資信託だと、1つの商品で約3000銘柄に分散投資することになります。
小型株集中投資の基本戦略
本書の集中投資は、自分で見つけた個別株(個別の会社の株)に投資します。
より詳しくいうと、1年以内に株価が3倍以上になりそうな小型株をみつけて集中投資する。これが小型株集中投資の基本戦略となります。
一般的に集中投資は“やってはいけない”とされています。しかし、私は大きな金融資産を築いてきた大学時代からの投資経験を踏まえて、個人投資家にとっては「小型株集中投資こそ、最強の武器である」と考えて自ら実践しています。
集中するからこそ
丁寧に、真剣に
分散投資とは違って、集中投資は投資先がごく限られるだけに、有望株を「みつける→買う→売る」という投資判断がとても丁寧にできます。
そのため、投資したあとに保有株の情報を追いかけるのも楽ですし、丁寧にできます。
投資に成功して運用額が増えてきたら、複数の株に投資してもいいですが、基本は「多くても3銘柄まで」が目安です。
ポイント 投資額が小さいうちは1つの会社に集中投資
※本稿は『10万円から始める! 小型株集中投資で1億円 【1問1答】株ドリル』(ダイヤモンド社)から一部を抜粋・編集したものです。