「このまま今の仕事を続けていいのか…?」
「職場が不満だらけ」「年収が低い」「将来が見えない」理由はさまざまあれ、「転職」を考えたことのある人は多いだろう。しかし転職は大きな決断ゆえの「迷い」がつきもの。「失敗リスクが怖い」「やりたいことがない」「転職先が見つからない」など、一歩を踏み出す勇気が出ないものだ。
「実は転職は人生の一大イベントにせず、“毎日ちょっとずつ考える”くらいが一番うまくいくんです」と語るのは、7回の転職で年収を6倍にした外資系うさぎのちょこさんだ。コネ無し、スキル無し、英語も苦手だったにもかかわらず、「年収と納得感の“両取り”」をし続けてきた秘訣とは何か? 今回は『ゆる転職 リスクを抑えて年収1000万円を目指せる生き方』の中から、「うまくいくための転職の仕方」を紹介する。
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かつては夜中までプログラムを書いて
年収たった270万円
毎日夜中までプログラムを書いて年収270万円。これが私の最初のキャリアです。
「東京暮らしも楽しかったし、就職くらいは地元でするか」とあまり就活を頑張ることもなく、なんとなく地方都市の小さなシステム開発会社に入社しました。大手IT会社の下請けや、地元企業向けの小さな受託開発などをやっているところで、忙しいながらも同期や先輩と飲み歩きながら、それなりに楽しい社会人生活が始まった……と思っていたんです。
ヤバいことに気付けない1年間
気が付けば、自分も同期も先輩も、みんなそろって連日のように終電間際まで働き、土日の出社も必要な日々を迎えていました。
社会人1年目の自分は、「働くってこういうことなのか……。でも、お給料がもらえるだけありがたいことなのかも……」と思うくらいしかできることはなく、なんとなく上司に相談してみても「深夜残業がつらい? みんな頑張ってるのに何言ってるの? え、残業代は出るのかって? 予算ないから申請するのは月5時間までにしてね?」と、今思えば明らかにおかしい回答が返ってくる始末でした。
「自分が今座っている椅子」の値札は安すぎないか?
みなさんに、今すぐやってほしいことがあります。それは、「同業他社の求人」を調べることです。
すぐに転職するつもりがなくてもかまいません。「いやたいてい知っているし」と思っても、一度嘘だと思って調べてみてください。「ゆるーく調べてみる」くらいでいいのです。これにより、「自分だけ不当に搾取されていないか?」に気づくことができます。
私自身も、最初の転職で東京にある某外資系金融機関の社内エンジニアへの転職だったのですが、転職したその瞬間に年収がなんと「1.5倍」にもなったのです!(と言っても、転職前の年収が270万円しかなかったので、1.5倍といってもようやく400万円をちょっと超えるくらいになった程度ではあるのですが……)。
すぐに転職しなくていい
都内の若手エンジニア職の年収400万円はごく当たり前の水準ですし、ようやく「まともな値札の椅子」にありつけた、のが実態としては正しいのでしょう。それでも、1.5倍は1.5倍です。物は言いようですが、嬉しかったものは嬉しかったのです。
すぐに転職しなくても構いません。「ゆる転職」は、すぐに転職しなくてもいいのです。ただ、みなさんが「安すぎる椅子」に座っていないか?を確認するためには、「他社を知る」ことが重要なのです。
(本記事は『ゆる転職 リスクを抑えて年収1000万円を目指せる生き方』の一部を調整・加筆した原稿です)








