【東京】エンジニア出身の小池淳義氏(71)は、週末に休みが取れると、アメリカンフットボールの試合でテールバックとしてプレーするのが好きだ。  小池氏は今、日本のために別の試合でボールを持って走っている。この試合は、多額の投資を伴い、世界の経済安全保障に関わるものだ。半導体を製造する国・地域の中で最下位近くまで転落した日本は、再びトップ争いに加われるチームを作りたいと考えている。  小池氏は新たな半導体メーカー「Rapidus(ラピダス)」を率いる。