ロシア政府が民間軍事会社ワグネルの統制に乗り出したことで、政情が不安定な中東やアフリカの地域で安全保障上の懸念が生じている。現地におけるロシアの役割は再編の影響を受けることはないとワグネルが断言しているにもかかわらずだ。一方、ワグネル創設者の実業家エフゲニー・プリゴジン氏の正確な所在について臆測が強まっている。ワグネル支持者の一部と少数の退役軍人が8日、Tシャツやステッカーを交換するためにプリゴジン氏の地元サンクトペテルブルクに集まった。しかし本人は、ベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ大統領が同氏はロシアに戻ったと6日に記者団に語って以降、公の場に姿を見せていない。ルカシェンコ大統領は、ワグネルの反乱の後、プリゴジン氏を安全に移動させる取引を仲介した。
ワグネル統制強化、中東・アフリカで懸念高まる
中央アフリカのワグネルの仲間は撤退を否定
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