米電気自動車(EV)大手テスラでは昨年、オースティン郊外の本社近くにガラス張りの建物を建設する計画「プロジェクト42」がひそかに進行していた。この極秘プロジェクトについて社内では、建物はイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)の私邸用だとの説明がなされていた。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が確認したプロジェクトの構想図には、ウオーターフロントの土地にねじれた六角形の建物が描かれており、背景にはテスラ工場がある。事情に詳しい複数の関係者によると、このプロジェクトは時間の経過とともに計画に変更が加えられた。テスラの弁護士や取締役会メンバーから厳しい目が向けられたほか、数百万ドルもする特殊ガラスの発注を巡り、その用途について一部の従業員の間で懸念が生じたという。
テスラ、「マスク氏私邸」プロジェクト巡り社内調査
ガラス張りの建物を建設する計画が昨年ひそかに進行していた
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