ゲーム機「Xbox(エックスボックス)」のオーナーであるマイクロソフトは、近く「コール オブ デューティ」も所有するようになる。そして、ソニーのゲーム機「プレイステーション」にも問題は起こらない。後者は、1年半前に合意が初めて明らかにされてから保留にされてきたマイクロソフトによる米ゲームソフト大手アクティビジョン・ブリザードの買収で、主な懸案となっていた。しかし、その主張は説得力に欠けると判断された。ジャクリーン・スコット・コーリー米連邦地裁判事は11日、連邦取引委員会(FTC)の仮差し止めの請求を棄却した。「FTCは、統合された会社がソニーのプレイステーションから『コール オブ デューティ』を引き揚げる可能性や、アクティビジョンのコンテンツを所有した場合に、ビデオゲームのサブスクリプション(定額課金)市場やクラウドゲーム市場で競争が実質的に損なわれるとの主張が認められる可能性を示していない」。判決文にはこう書かれていた。
マイクロソフトの買収計画前進も、IT規制緩まず
アクティビジョンの買収は認められたが、厳しい審査は今後も続く可能性
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