ロシアの対外情報機関トップは、米中央情報局(CIA)のウィリアム・バーンズ長官との最近の電話会談で、ウクライナの戦争を中心に話し合ったと述べた。これは米当局者が説明する会談内容とは食い違っている。米当局者がウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)に先月述べたところによると、バーンズCIA長官は、民間軍事会社ワグネルの創設者エフゲニー・プリゴジン氏による短い武装反乱の後、ロシア対外情報局(SVR)のセルゲイ・ナルイシキン長官に電話をかけ、米政府はロシア政権転覆の試みには一切関与していない、とロシア側に伝達したという。ロシアの国営タス通信は12日、ナルイシキン氏が、反乱は電話をする口実であり、「会談の主な部分は、ウクライナをめぐる話題や出来事に集中していた」と語ったと伝えた。「ウクライナにどう対処すべきかをわれわれは考え、議論した」