4.江戸の粋あふれる扇子と団扇で涼を手に入れる!
続いては、暑い夏にぴったりの逸品が手に入る23区の名店へご案内!創業はなんと江戸時代に遡る天正18(1590)年の「伊場仙」は、扇子・団扇の専門店です。
江戸時代、浮世絵を取り入れた団扇絵で名を上げた伊場仙は、江戸城にも出入りしていた“江戸幕府御用達”。また、初代・歌川豊国、国芳、広重……名だたる浮世絵師たちの版元でもあり、江戸町民にも大人気だったそう!その版画を使った貴重な扇子・団扇は今でも伊場仙の看板商品で、ここでしか手に入らない逸品が揃います。
また、自由に見学できる「伊場仙ミュージアム」も併設。ここでは現存する初代・歌川豊国らの浮世絵や、貴重な版画を使った江戸団扇や江戸扇子を見ることができます。
江戸町民も親しんでいた品々は、現代の私たちにも彩りを加えてくれる名品です。
住所 中央区日本橋小舟町4-1
営業時間 10:00~18:00、土11:00~17:00(土曜は5月15日~8月31日のみ営業)
定休日 日・祝
アクセス 地下鉄三越前駅A5出口から徒歩6分
伊場仙のある日本橋周辺には、江戸時代から営業を続ける老舗が多く点在しています。刷毛・ブラシの「江戸屋」、楊枝専門店の「さるや」、江戸箒の「白木屋傳兵衛」などなど……充実のラインアップは、ぜひ本書でチェックしてみてくださいね!