島根県「隠岐諸島」おすすめ観光10選、悠久の時を感じる景観にホテル・グルメ最新情報写真提供:地球の歩き方書籍編集部

海外旅行ガイドブックの決定版『地球の歩き方』から、今回紹介する記事は「島根県『隠岐諸島』おすすめ観光10選」です。島根半島の北方約50kmに位置する隠岐諸島。人が住む島は西ノ島[西ノ島町]、中ノ島[海士町(あまちょう)]、知夫里島(ちぶりじま)[知夫村]、島後(どうご)[隠岐の島町]の4島で、西ノ島、中ノ島、知夫里島の3つを合わせて島前(どうぜん)と呼びます。約600万年前の火山活動によって形成され、約1万年前に現在のような姿になった隠岐。大地の成り立ちに起因するダイナミックな自然や希少な生態系、また自然や歴史と呼応するように育まれた独自の文化が評価され、2013年には世界ジオパークに認定されました。ここでは定番の見どころから最新スポットまで、隠岐の魅力をギュッとダイジェストでお届けします。旅の参考にぜひ!(文・写真/地球の歩き方 永島岳志)

1.ローソク島[隠岐の島町]

島根県「隠岐諸島」おすすめ観光10選、悠久の時を感じる景観にホテル・グルメ最新情報まるでローソクに火が灯ったよう

 隠岐の島町北西部の海上に浮かぶ巨大な岩、ローソク島は隠岐を代表する景観のひとつ。浸食により周囲の岩盤が崩落し、長い年月をかけて高さ約20mのまるでローソクのような細長い形となりました。

 展望台から眺めることもできますが、ローソク島が生み出す奇跡の絶景を味わうならサンセットに合わせて出航する遊覧船に乗船を。船長の熟練の舵さばきで、水平線に沈む直前の太陽とローソク岩とが交錯し、まるでローソクの先端に炎をともしているかのような光景を目にすることができます。

 天候や海の状況にも左右されるため、見られる確率は69%とも。運を味方につけて自然の神秘を体感しましょう。