1位となったのは
「世界遺産の島」のビーチ
ワースト1位となったのは広島県廿日市市の包ヶ浦自然公園の海水浴場で、CODは4.8 mg/リットルだった。
「世界遺産の島」である宮島の東にあるビーチで、公園内にはキャンプ場や宿泊施設などもある。2022年に行った同様のランキングでは、CODが3.0mg/リットルで37位だったが、今回は大きく順位を上げる結果となった。
2位と3位は青森県東北町のわかさぎ公園(CODは4.7mg/リットル)と小川原湖公園(CODは4.6mg/リットル)となった。これらは小川原湖の湖畔にある水浴場だ。
小川原湖は全国の湖で11番目に面積が広い、海水と淡水が入り交じる汽水湖である。湖なので、海に比べて水がたまることも影響していそうだ。
小川原湖公園のほか、3位にランクインしたのは宮城県亘理町の荒浜(亘理)と千葉県千葉市のいなげの浜。
荒浜海水浴場は11年の東日本大震災で被災し、22年に12年ぶりの再開となったが、コロナの影響もあり、人出は震災前の約2割だったもよう。5類移行後の今夏は、来場者数の増加に期待が高まっている。
いなげの浜は、東京湾沿岸に位置する長さ約3キロ、面積約83ヘクタールの総合公園・稲毛海浜公園にある日本初の人工海浜。19年のリニューアルの際には、オーストラリアの白い砂が搬入され話題になった。22年版ランキングでは10位(CODは3.8mg/リットル)だったが、大きく順位が上がった。