透き通るような青い海で
泳ぎたいところだが…
夏といえば、海水浴。行動制限のない今年は、透き通るような青い海と白い砂浜でリラックスし、日常を忘れたいものだ。だが日本各地の海水浴場には、必ずしも透明度が高いとはいえない場所もあるのも確かだ。
そこで今回、ダイヤモンド・オンラインでは「透明度が低い海水浴場」をテーマにランキングを作成した。
作成に当たっては、環境省が公表している日本全国の水浴場(海だけでなく、河川や湖沼を含む)の水質調査結果を参照。「透明度が1m(メートル)未満」だった海水浴場16カ所をピックアップし、透明度(m)が低い順に並べた。
分析対象となったエリアは少数だが、海水浴場探しの一助となれば幸いだ。ただし、いずれの海水浴場も、環境省の基準で「水浴利用に問題ない水準」を満たしていることを明記しておく。
本題に入る前に前提知識について少し触れておくと、環境省が海水浴場などの透明度を調査する際は、重りのついた直径30cmの白い円板を使用する。この道具をゆっくりと水中に沈めていき、姿が見えなくなった時点で深さを記録するのだ。
その次に水中からゆっくりと引き上げ、今度は姿が見え始めた時点で深さを記録する。一連の作業を繰り返した後で深さの平均値を算出し、m単位で記録に残す。今回のランキングで使用しているデータも、こうしたプロセスで測定されている。
それでは、「透明度が低い海水浴場」のランキングを見ていこう。