海外旅行ガイドブックの決定版『地球の歩き方』から、今回紹介する記事は「スリランカ観光の穴場、仏教とヒンドゥー教の聖地 「カタラガマ」の魅力とは」です。2023年5月、アイ・シー・ネットの海外法人「IC Net LANKA」へ訪問するため5年ぶりにスリランカへ。休日を利用して以前住んでいた「カタラガマ」へ行ってきました。カタラガマは大都市コロンボから車で高速道路を利用して約4時間のところにあります。ここはスリランカ人に言わせても「遠いし暑いし水も枯れるし住むには厳しい」環境で、外国人観光客はほとんど見かけない場所です。しかし、スリランカ人の多くが「一生に一度は訪れたい」と思っている聖地でもあるのです。今回はそんなカタラガマの聖地についてご紹介します。(文・写真/永尾 暁 監修:地球の歩き方)
仏教とヒンドゥー教どちらにも参拝できる「カタラガマ」
スリランカでは国民の多くが仏教を信仰しているのですが、お寺の参拝と同時に隣接するヒンドゥー教の神殿にも立ち寄るのがスリランカ流。
カタラガマにもキリウェヘラと呼ばれる仏教区域と、カタラガマ神殿があるデーワーレと呼ばれるヒンドゥー教区域があります。
今回、一緒に参拝したのは筆者がお世話になったカタラガマのスリランカ人家族です。地元民は、日中が暑すぎるため参拝に出かけるのは日が落ちて涼しくなってからです。キリウェヘラとデーワーレを参拝する順番などは特にないのですが、地元家族は先に北側にあるキリウェヘラを参拝します。