東京~イスラエル「初の直行便」就航!地中海ビーチ&地元グルメを写真付きレポート写真提供:地球の歩き方書籍編集部

海外旅行ガイドブックの決定版『地球の歩き方』から、今回紹介する記事は「東京~イスラエル「初の直行便」就航!地中海ビーチ&地元グルメを写真付きレポート」。2023年3月、エルアル・イスラエル航空の定期直行便が東京(成田)~テルアビブ間に就航した。両国を繋ぐ初のダイレクトフライトで早くて楽チン(約12時間)。早速搭乗し、イスラエル旅行へ行ってきた。そこでこの旅を6回に分けてレポート!初回は先進都市テルアビブとヤッフォ。初めてのイスラエルにワクワクが止まらない!(文・写真/田中さとし 地球の歩き方)

聖書にも登場する古い港町ヤッフォを訪ね歩く

東京~イスラエル「初の直行便」就航!地中海ビーチ&地元グルメを写真付きレポート聖書の地ヤッフォを象徴するオレンジ色の聖ペテロ教会

 成田からの直行便は午後7時過ぎに出発。これなら仕事の調整もつけやすく、夜のうちにテルアビブに着くので翌朝からしっかり観光ができる。イスラエルは四国を一回り大きくしたぐらいの国。その小さな国に聖書ゆかりのスポットや奇跡の地がギッチリ詰まっているのだから、どこを歩いても見どころ満載だ。まずはテルアビブの南にある旧市街ヤッフォを歩いてみた。

 ヤッフォは、オスマン朝時代の時計塔やモスクなど古い建物が残る地区。しかも、それよりずっと前の時代、聖書にもその名が残る由緒ある港町。とくに重要なのがキリスト教伝道の中心的役割を果たした使徒ペテロの原点の地といえることだ。

 多くの逸話を残すペテロを記念し、この場所に聖ペテロ教会が建てられた。しかし破壊と再建が繰り返され、今あるものは19世紀にバロック様式で建て直されている。