デーワーレ(カタラガマ神殿)の特徴と参拝方法

スリランカ観光の穴場、仏教とヒンドゥー教の聖地 「カタラガマ」の魅力とはカタラガマ神殿の外観。神殿内は撮影ができない

 いよいよ何でも願いをかなえてくれるというカタラガマ神が祀られている神殿を参拝します。カタラガマが巡礼地として人気があるのは、このカタラガマ神が仏教徒の信仰の対象とされているからです。

スリランカ観光の穴場、仏教とヒンドゥー教の聖地 「カタラガマ」の魅力とはスリランカ人家族の家の祭壇

 カタラガマ神はヒンドゥー教の神様なので、カラフルな色彩でクジャクに乗っているのが特徴です。商売繁盛や合格祈願、健康祈願、とにかく何でも(たとえそれが悪事であっても)お願いしていいそうです。上の画像はスリランカ人家庭にある祭壇を撮影させてもらったもの。祭壇のお花は毎日庭から新鮮なものを摘みお香とオイルランプをお供えして、神様を大事にしています。

 カタラガマの参拝を一大イベントとして遠方から訪れるスリランカ人にとっては、このデーワーレがメインの場所になります。果物や花を盛ったお供えセットをもち、プージャーと呼ばれる礼拝の儀式に参加するため長蛇の列に並びます。

 地元の家族は頻繁に参拝にくるためプージャーを割愛するので、お賽銭だけいれる参拝ルートで入るのですが、神殿内は混雑していてゆっくり参拝というより、波に流されるように入り、押し出されるように出てくるといった感じです。お供えは日本でいうおさがりの感覚でほかの参拝者から分けてもらえることが多く、筆者もこの日は2組の参拝者からバナナをもらいました。