映画金融の米TSGエンターテインメントは、米ウォルト・ディズニーと同社傘下の20世紀スタジオを契約違反で訴えた。TSGは20世紀スタジオの「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」や「デッドプール」シリーズといったヒット作の資金調達に寄与した。15日にロサンゼルスの裁判所に提出された訴状によると、TSGは20世紀スタジオが意図的に利益を伏せ、提携企業を犠牲にして自社の株価とグループのストリーミングサービス「Hulu(フールー)」と「ディズニープラス」に有利な取り決めをまとめたと指摘。そうした行為によって他の映画作品に投じる資金が奪われたと主張している。TSGは、自社から多額の資金を奪おうと、ディズニーと20世紀スタジオが「ハリウッドの会計簿のほぼ全ての計略を利用しようとした」と述べた。
映画金融の米TSG、ディズニーを提訴
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