この夏、米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)のクオーターバック、ジャスティン・ハーバート選手が2億6250万ドル(約382億円)で、米プロバスケットボール協会(NBA)のスター、ジェイレン・ブラウン選手が3億0400万ドルでそれぞれ契約を結んだ。契約額はそれぞれのリーグの史上最高額で、彼らの上司の給料を年間数百万ドル上回っている。プロのスポーツ選手が監督より高い給料を稼ぐことは珍しくない。プレーを実行する人間のほうがプレーを図に描いて説明する人間より見つけるのが難しいからだ。金融・テクノロジー・営業・メディアなど多くの分野でも、一般社員がマネジャーより多く稼ぐことがある。問題は上司と部下がこうした不均衡にどう折り合いをつけるかだ。
自分より稼ぐ部下、折り合いどうつける?
幹部より従業員のほうが稼ぐと、力関係は複雑になる
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