韓国の人気女性DJ“DJ SODA”が大阪の音楽フェスに出演した際、観客に胸をつかまれるなどの性的被害を受けたことを告発、波紋が広がっている。DJ SODAは過去にもアメリカン航空の機内で性被害を受けたと訴えたり、元大統領候補で現野党党首の長男との因縁があったりと、話題の多い人物である。彼女に対し、韓国では世論はどのような反応なのか。(韓国在住ライター 田中美蘭)
大阪の音楽フェスでの性被害を
韓国人女性インフルエンサーがSNSで告発
日韓関係の改善や新型コロナの規制緩和などにより、芸能人の海外での活動も再び活発化している。K-POPアイドルたちのワールドツアーに日本が公演先として含まれていたり、韓国人アーティストが出演する音楽フェスが各地で開催されたりしている。4年ぶりにほぼ自粛制限もなく、移動やイベントへの参加ができるということもあって、どこも大盛況だという。
そんな中、8月13日に大阪で開催された音楽フェス「MUSIC CIRCUS」に出演した、ある韓国人人気女性DJの日本での被害告発が波紋を呼んでいる。告発したのはDJ SODAという女性DJで、フェス後に自身のSNSで詳細を公表した。
DJ SODAは、元はソウルの有名クラブのDJとして名を馳せ、その美貌と奇抜なファッションからSNSでも注目を集めるようになった。インフルエンサーとしても知られ、Instagramのフォロワー数は500万人以上。活躍の場は韓国内に留まらず、アジアや欧米の様々なイベントやフェスにも多数出演し、注目を集めていた。
そして、彼女によると前述の音楽フェスに出演中、観客席近くでのパフォーマンスの際に複数の観客が彼女の胸を触る、掴むといった行為をしたという。そのことをSNSに公表し、「性被害に遭った」と訴えたのである。