日本では「痴漢大国」「性犯罪に対する認識が軽い」の声も
ただ、韓国での反応は対照的?
彼女の被害告発には日本のメディアも注目し、大きな反響を集めた。また、彼女が「長年、フェスに出演してきてこんな被害には初めて遭った」と言ったこともあり、X(Twitter)では、日本の性犯罪に対する認識の軽さを嘆き、非難するツイートが相次ぎ、一時は、「痴漢大国」というワードがトレンド入りするなどした。
フェスの主催者は8月15日に「断じて許されぬ行為」として「性加害行為を行った人物を特定し、刑事告訴等の法的措置を取る」と表明した。日本での報道とこれに対するコメントは、DJ SODAに同情的、かつ、このような行為に及んだ観客が非難されるべきだというものが主流のようだ。
しかしその半面、彼女のファッションスタイルに言及して「露出の多い服装をしていれば、こうした被害に遭うリスクも仕方ない」などと、彼女に非があるかのような指摘もあり、それに対する反論とともに、芸能人たちもこの件についてコメントを出すなど、騒ぎの余波は続いている。
ところが、彼女の母国である韓国側の反応は意外にも日本とは対照的であり、どこか冷めた感じがするのである。「加害者の行為は許されるべきではない」「性加害はダメだ」としながらも、彼女が服装について批判されたことに対して、「自分に似合うスタイルを知っているからこそ、この服装を好んでいる。どんな服装だからと言って性加害をしていいという理由にはならない」と主張していることについても「露出の多い服を着ているからセクハラをしようとする奴がいるばかりではない。その反対に、その服装を見て不快感を持つ人もいることがあることも忘れてはならない」「過去にも服装でトラブルがあったことを忘れたのか?」という厳しいコメントが目立つのである。