イーロン・マスク氏が率いる米宇宙開発ベンチャー、スペースXは、2年続いた通年赤字を脱し、2023年1-3月期に大幅増収と小幅ながら黒字を確保した。同社の財務資料で明らかになった。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が閲覧した資料によると、スペースXは1-3月期に売上高15億ドル(約2190億円)、純利益5500万ドルを計上。21年と22年は大幅赤字だったものの、赤字幅は縮小していた。同社が現在資金を投じているロケットは、まだ実用性が実証されておらず、技術的な課題を抱えている。マスク氏が20年以上前に創業したスペースXは、米国有数のロケット打ち上げ企業に成長し、衛星インターネット事業も本格化させた。国際宇宙ステーションへ宇宙飛行士を輸送する手段が国内にない米航空宇宙局(NASA)も、スペースXに委託している。
スペースXの業績判明、1-3月期は黒字転換 大幅増収で
21年と22年は大幅赤字
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