4万人以上のダイエットを成功させ、自身もウエスト58cmを30年間キープする健康運動指導士・植森美緒の新刊「生きてるだけで、自然とやせる! やせる日常動作大図鑑」。食事制限&運動なしで、部分やせできてリバウンドしないという夢のような方法は、日常動作をちょっと変えるだけという簡単なことだった! 本連載では、「生きてるだけで、自然とやせる!」さまざまな日常動作を紹介していきます。

【4万人が実感】運動しなくても消費カロリーがアップするダイエットの王道健康運動指導士・植森美緒、ウエスト58mを30年キープ!

忙しくてもあきらめなくてOK!

忙しいとつい体のことは後回しになりますよね。やるべきことや、やりたいことを全部やったら、とても運動する時間なんてとれない! わかります。そんな忙しい人にこそ「やせる日常動作」がおすすめです。

そもそも時間をとって運動しなくても、私たちは日常動作で意外とカロリーを消費しています。そして、その日常動作の仕方をちょっと工夫するだけで、時間をかけなくても、消費カロリーは増やせるんです。

わざわざ運動しなくても、消費カロリーはアップできる

「メッツ(METS)」という指標をご存じでしょうか。運動や身体活動の強度をあらわす数値で、安静時(静かに座っている状態)を1として何倍のエネルギーを消費するかを示すものです。

下の表で注目してほしいのが「ドローイン歩行」。ドローイン歩行とは、背すじを伸ばしてお腹を大きく凹ませた状態で歩く歩き方のことです。これがなんと、同じ速度で普通に歩くのとくらべて、消費カロリーが1.4倍にも上がるというわけです。

このデータを日常動作に当てはめて考えてみると、背すじを伸ばしてお腹を凹ませた状態で家事をすると、普通に家事をするより消費カロリーが1.4倍になるかもという仮説が立ちます。

すべての動作のメッツを測ることは難しく、数値として鵜呑みにすることはできないのですが、消費カロリーが増えることは確かです。

【4万人が実感】運動しなくても消費カロリーがアップするダイエットの王道

*本記事は『生きてるだけで、自然とやせる! やせる日常動作大図鑑』から、抜粋・編集して構成したものです。
*著者/植森美緒(健康運動指導士) 監修/金岡恒治(早稲田大学スポーツ科学学術院教授・スポーツドクター)