4万人以上のダイエットを成功させ、自身もウエスト58cmを30年間キープする健康運動指導士・植森美緒の新刊「生きてるだけで、自然とやせる! やせる日常動作大図鑑」。食事制限&運動なしで、部分やせできてリバウンドしないという夢のような方法は、日常動作をちょっと変えるだけという簡単なことだった! 本連載では、「生きてるだけで、自然とやせる!」さまざまな日常動作を紹介していきます。

「座りすぎ」でもお腹と背中のムダ肉が落ちるラクな動作とは?Photo: Adobe Stock

長い仕事時間こそうまく使おう。デスクでメラメラ脂肪燃焼

●やせる部位:背中全体、お腹全体
●行う時間:時間にとらわれずに行う
●運動強度:弱

「座りすぎ」でもお腹と背中のムダ肉が落ちるラクな動作とは?

座るだけでカロリー消費が増える!

背すじをまっすぐにして、お腹をキュッと引っ込めると、座るだけで今までより筋肉が使われて消費カロリーを増やせます。できるだけ前のめりにならず頭が胴体から落っこちない、そんなポジションを意識してください。シャキッとしっかり伸ばしたり、脱力したり、軽く伸ばしたりと、変化をつけるのも疲れにくくておすすめです。

1日中美しい姿勢を保つのはがんばりすぎ

ある女性はとても姿勢が美しくスマートで女優さんのようでした。

ところが、首こり、肩こり、背中のこりがひどく頭痛もするとのこと。マッサージに定期的に通っているけれど、とてもつらいといいます。

先回りして話をしますと、彼女は寝るとき以外、1日中美しい姿勢を必死に保とうとしていたことが不調の原因でした。

姿勢を固めて保ち続けるのは拷問のようなもの。そこまでがんばれることには驚くばかりですが、体調が犠牲になるのでは本末転倒でしょう。過ぎたるは及ばざるがごとし、です。

*本記事は『生きてるだけで、自然とやせる! やせる日常動作大図鑑』から、抜粋・編集して構成したものです。
*著者/植森美緒(健康運動指導士) 監修/金岡恒治(早稲田大学スポーツ科学学術院教授・スポーツドクター)