米調査会社ニールセンは外部動画配信サービスの視聴率データを自社の調査に取り込むことを計画している。米プロフットボールリーグ(NFL)の試合配信を手掛ける米アマゾン・ドット・コムにとっては、「タッチダウン」を決めるに等しい恩恵となりそうだ。アマゾンは動画配信サービス「アマゾンプライムビデオ」でNFLの試合「サーズデーナイトフットボール」を提供する。ニールセンの今回の動きを受け、アマゾンは試合の視聴率押し上げが期待できるほか、コマーシャルの料金を引き上げやすくなるとみられる。ニールセンでは、動画配信サービス普及の影響などを正確に反映させるために視聴測定に修正を加えているとしている。ニールセンが視聴率の公表において、独自の調査と共に外部企業の独自データを使用する方針を固めたのは今回が初めてとなる。アマゾン以外の他のストリーミングサービスも対象にする。