ドナルド・トランプ前大統領は23日夜に行われた共和党の第1回大統領候補者討論会への出席を避けたが、同氏の欠席は共和党と米国のために役立った。有権者は他の候補者8人の発言を聞き、それぞれの政策や論戦能力、相違点について評価することができた。非常に大きな弱点を持つジョー・バイデン大統領に勝てる人物の指名を望む共和党支持者にとって、トランプ氏以外の有能な候補者の選択肢が二つ以上あることが分かった。***フロリダ州知事のロン・デサンティス氏は、自身の選挙活動の情勢が急速に悪化しているという認識を覆す必要があった。新型コロナ対策や進歩派の検察官たちとの戦いという知事としての最大の実績について、うまく説明した。自分ならアンソニー・ファウチ博士をクビにしていただろうと述べ、コロナ対策をファウチ氏に任せていたトランプ氏と好対照の姿勢を示した。