ファストファッション大手の中国シーインと米フォーエバー21が提携契約を交わした。フォーエバー21のドレス、ジーンズ、ファッション小物がシーインの通販サイトで販売されることになった。両社によると、ゆくゆくはフォーエバー21の店舗内にシーインの販売コーナーを設ける可能性がある。シーインは小ロット生産したアパレルを激安価格で販売するという戦略にとどまらない進化を遂げる。シーインは市場シェアで米ファストファッション小売り業界大手だが、さらなる成長に向けて自社製品以外の商品も顧客に届けたい考え。この契約の下、シーインはフォーエバー21を運営するスパーク・グループの株式約3分の1を取得。引き換えに、スパークはシーインの少数株式を獲得する。今年の資金調達ラウンドでシーインの価値は660億ドル(約9兆6000億円)と評価された。契約のそのほかの金額条件は不明だ。