食品スーパーマーケットのクローガーがすしの販売で米国最大手になった。そこから見えてくるのは米国人の食品購入の習慣や味覚の変化だ。  スーパー最大手のクローガーが通常1年間に販売するすしは4000万個超。生魚の切り身やごはんを米消費者に欠かせないアイテムに変えつつある。  オハイオ州シンシナティに本社を置くクローガーは「ラルフス」「ハリスティーター」などのチェーンを傘下に持つ。店舗数は35州とコロンビア特別区で2700店以上、従業員数は約43万人に上る。昨年の売上高は約1480億ドル(21兆6000億円)で、同業アルバートソンズを約200億ドルで買収することで合意している。