8月15日の韓国発日本行き飛行機は満席だった
実際にコ・ソヨンのSNSを見てみると、報道にあるような“批判コメントが殺到した”というほどの印象ではなく、芸能人であるがゆえの有名税によるとばっちりのようにも感じる。
光復節当日に日本に行った友人に聞いてみると、飛行機は満席だったそうだ。国民の多くも、実はそこまでコ・ソヨンがこの時期に日本に行ったことについて批判的に考えているとは思えず、前述のアンケートにあったように「光復節に日本へ旅行に行ったとしても気にしない」というのが、もはや韓国の若者の本音なのかもしれない。
やはり、個人主義がZ世代を中心に浸透しつつあることを見ても、「愛国心や光復節の過ごし方は誰かに強制されたり、指図されたりするものではない」という姿勢が感じられ、今後も広がっていくものと思われる。最近は日韓関係が改善しつつあるが、まだまだ油断はできない。仮に次の大統領選挙で再び左派政権が勝利すれば、「共に民主党」や派生の市民団体が、再び文前政権時代の頃のように日韓関係を破壊させようとすることは容易に想像できる。
ただ、「日本に旅行したい」「日本が好きだ」という欲求や思いを政府に否定され、強要されることにうんざりしている人は多いし、前政権の締め付けも結局は長くは続かなかったことを考えれば、反日をネタに国民の支持を得ることは既に限界なのではとも考えられる。韓国国民には、このことを忘れずに、来春の総選挙、さらには4年後の大統領選挙に民意を反映させてほしいものである。