サウジアラビアはパレスチナ自治政府への資金援助を再開することを提案している。協議を知る双方の関係者が明らかにした。イスラエルとの国交正常に向けたサウジの真剣な取り組みを示唆すると言えそうだ。  サウジ当局者らは、イスラエルとの関係を巡りパレスチナ自治政府のマフムード・アッバス議長の支持を取り付けたい意向だと語る。イスラエルと最終的に合意に至った場合にはその正当性を強化することや、サウジが自国の目標達成を優先して、国家樹立に向けたパレスチナの努力を犠牲にするとの非難が起きることを回避する狙いもあるという。