中国株投資家は、かつては成長に賭けていた。今では掘り出し物を探している。ポートフォリオマネジャーの話では、今でも中国へのエクスポージャーを持つことに意欲的な投資家は、バリュー投資への関心を高めている。バリュー投資は、大きな成長余地のある企業を探すのではなく、いくつかの指標に基づき、実際の価値よりも低い価格で取引されている株式を見つけることを重視する株式投資の手法だ。グロース投資からバリュー投資へのシフトは、何年にもわたって破竹の勢いで成長を続けてきた中国経済が失速しつつあることを反映している。今年に入って輸出・製造業は悪化し、住宅市場は低迷し、消費者物価はデフレ領域に突入した。米国株が急騰する中で、中国株の指標であるMSCI中国指数は年初来の値下がり率が7%を超えている。