米民主党の名だたる州知事たちが、2024年大統領選挙で再選を目指すジョー・バイデン氏の応援に駆けつけており、さながら党の次期大統領候補の座を巡るオーディションの様相を呈している。カマラ・ハリス副大統領は支持率が低迷していることから、バイデン氏の後継としてふさわしいかを巡って一部の献金者や党幹部から疑問の声が上がっている。カリフォルニア州のギャビン・ニューサム知事は、アイダホ、ミシシッピ、アーカンソー、アラバマといった共和党支持者の多い州を回り、バイデン氏や民主党議員を支援する活動を行っている。同氏は先に、共和党の政策を標的にした政治活動委員会を立ち上げた。気候変動や人工妊娠中絶の権利、銃規制などの問題を巡り、共和党の候補指名を目指すフロリダ州のロン・デサンティス知事と批判合戦を繰り広げている。