ウクライナ軍が南東部でロシアの主要防衛線を突破し、手間取っていた反転攻勢に弾みがつくとの期待が高まっている。ウクライナ空挺(くうてい)部隊がベルボベ村の境界に敷かれたロシア軍の陣地を攻撃していると、現地のウクライナ軍将校が語った。ウクライナ軍は近くのロボティネ村の南にある主要防衛線にも到達したという。ウクライナ軍は、ベルボベ村およびロボティネ村の南へ近づいていることを確認したが、詳細は明かさなかった。この将校によると、ベルボベ村の西側に敷かれたロシア軍の防衛線に対して進展があった。地雷、塹壕(ざんごう)、対戦車障害物で三重に守りを固めたロシアの主要防衛線をウクライナが初めて破ったことになる。ウクライナ軍は現在、西側諸国から提供された装甲車と後方支援の通路を確保するため、防衛線の亀裂を広げようとしている。将校は「ボールを膨らませるようなものだ」と語った。
ウクライナ、南東部でロシア防衛線突破
ここ数日で反攻に進展、西側諸国に慎重ながらも楽観的な見方
有料会員限定
あなたにおすすめ