たった90日で劇的に成績を上げる新メソッド、一挙公開! 学年最下位をとっていた落ちこぼれが、勉強に目覚め、たった90日で「京大模試D判定⇒A判定&全国1位」に。そして京大に合格。そのときの勉強法を再現性あるものに練り上げ、「いつ、どの教科を、どう勉強するか」という受験戦略を構築。その勉強メソッドをまとめた『逆転合格90日プログラム』が発売された。本稿では、本書より内容の一部を特別に公開する。
英検の意外なメリット
本日は、「実用英語技能検定(通称、英検)」の受験メリットについてお話しします。もしあなたが高1・2年生なら英検にぜひチャレンジしてほしいです。また、高3・浪人生でも「英検をとりたい!」と思うなら、本記事を読んでください。
英検を受ける5つのメリット
① 英検は一生モノの資格
② 英検合格は受験に有利
③ 英検は対策問題集が豊富
④ 英検は高校生にフレンドリー
⑤ 英検は大学入試の本番慣れに最適
それぞれ解説します。
① 英検は一生モノの資格
英検は1963年から続く、由緒ある資格です。当然、知名度も抜群。2級以上に合格できれば、一生「英検2級です」と言えます。具体的に言えば、今後、大学受験終了後、大学4年間、どれだけ英語をサボっても、就職活動や転職活動で履歴書に「英検2級」と堂々と書くことができるのです。
② 英検合格は受験に有利
英検に合格すると、大学受験を有利に進めることが可能です。例えば、広島大学は英検準1級を持っていると、共通テストの英語が「満点」とみなされます(「令和3(2021)年度大学入試における広島大学の英語民間試験の活用について」より。一般選抜について)。大学によって優遇制度は異なりますので、詳細は各大学のHPをご確認ください。共通テストは一発勝負ですが、英検は年に何回も受けることができます。
③ 英検は対策問題集が豊富
他の英語資格のTEAPやGTECと異なり、英検には歴史があります。歴史があるということは、対策も長年されており、研究も相当されています。結果、問題集が充実しており、「傾向と対策」が明らかで、しかも自分にとって始めやすい級から勉強できます。
④ 英検は高校生にフレンドリー
僕はTOEICで810点を獲りましたが、TOEICはビジネス英語を勉強しないと厳しいです。IELTSやTOEFLもいいですが、受験料が2万円以上かかります(TOEFLは245アメリカドル。IELTSは25380円)。
しかも、留学生やヨーロッパの英語により近い言語をしゃべる人(ドイツ人やフランス人)向けの試験なので相当難しい。一方、英検は日本人が受けることを前提に、あなたにとってなじみがある英単語がよく出ます。つまり、普段の定期テスト勉強や受験勉強の延長線上に英検はあります。受験料も控えめで、日本人が日本人のために作った資格ですから難しい問題は出ません。
⑤ 英検は大学入試の本番慣れに最適
普段、定期テストや模擬試験は学校で受験します。横には友達がいて、試験官は先生で、慣れた教室で受験します。ところが、(学校の団体受験でない限り)英検は完全にアウェーです。横の受験生も、試験官も、赤の他人。試験会場も、今まで一度も入ったことのない場所。まさに大学入試そのものです。「試験慣れ」という意味でも、英検ほど素晴らしい試練はありません。
(本原稿は、篠原好著『試験直前でも合格! 短期間で実力を上げる高速学習法 逆転合格90日プログラム』を編集・抜粋したものです)