すぐに実行可能な解決策とは?
ではどうすれば、このようなことを回避できるのでしょうか? 解決策はシンプルで、「あなたは~が苦手だから」のように言うのを極力避けるようにしましょう。
気を付けていても、つい言ってしまう方は、次のように、ポジティブな言葉でフォローするのがおすすめです。
「あなたは図形が苦手だからねぇ。今日から一緒に図形の問題を、一日一問でも解いて、少しずつ得意にしていこうね。」
このように、前向きな言葉でフォローすることで、子どもへのネガティブな影響を軽減することができます。
「苦手を克服する」ということは大抵、簡単なことではないですが、克服が実現可能な場合もあります。その可能性が少しでもあるとき、それを応援するような声かけをしていきたいものです。
『小学生がたった1日で19×19までかんぺきに暗算できる本』も、親子で一緒に学習していただけることが少なくないようです。親が子どもに教えながら、本書を解き進めていく際も、「あなたは計算が苦手だから」というような言葉を極力避けるようにしていただくと、結果的にスムーズに進められることが多いでしょう。