米証券取引委員会(SEC)は、いわゆるミーム株が投資家の間で大人気だった時期に資産家のライアン・コーエン氏が家庭用品小売りチェーン大手ベッド・バス・アンド・ビヨンド株を保有し突然売却したことについて調査している。コーエン氏は1億2000万ドル(約177億円)相当のベッド・バス株を取得し、同社の販売戦略の変更を求めていたが、2022年8月、同社について肯定的なツイートをしたわずか数日後に同社株11.8%を突然売却した。コーエン氏は5カ月間の保有で6000万ドル近くの利益を得た。コーエン氏がベッド・バス株を取得したことで同社株の人気に拍車がかかり、株価は1日で34%上昇した。その後同氏が株売却を公表すると、株価は急落した。同氏は株売却前に取締役3人を送り込んでいた。
SEC、コーエン氏のベッド・バス株取引を調査
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