「ルネッサンス」ツアーのパフォーマンスを行うビヨンセと娘のブルー・アイビーPhoto:Kevin Mazur/gettyimages

 典型的なイメージで言えば、ロックスターは良い親にはなれないはずだ。しかし今夏は、音楽界の大物スターたちがコンサートで自分の子どもと一緒にパフォーマンスする姿があった。

 ジェニファー・ロペスは、ドジャー・スタジアムで娘のエメと「ア・サウザンド・イヤーズ(A Thousand Years)」をデュエットした。フー・ファイターズのデイヴ・グロールは、英グラストンベリー・フェスティバルで行ったライブに娘のバイオレットを招待。アルバムに収録されている「ショー・ミー・ハウ(Show Me How)」にゲスト参加している彼女と同曲を披露した。シンガーソングライターのP!NK(ピンク)は「サマー・カーニバル」ツアーの初日で、娘のウィローと一緒にシングル曲「カバー・ミー・イン・サンシャイン(Cover Me in Sunshine)」を歌った。そしてビヨンセの11歳の娘ブルー・アイビーは、5月にパリで開催された「ルネッサンス」ツアーで母親と一緒に踊るサプライズのカメオ出演を果たし、その後も登場し続けている。

 セックスは忘れよう。ドラッグも。今は家族思いのロックスターの時代だ。