コロンビア大学ビジネススクールの経済学者ブレット・ハウス氏は、ニューヨーク・タイムズ紙上で「テイラー・スウィフトはソフトランディング(軟着陸)実現に適していると思う」との見解を示した。リセッション(景気後退)を望まない筆者は、急いで1000ドル(約15万円)のチケットと友情の証しとなる25.99ドルのフレンドシップ・ブレスレットを買うところだったが、それが経済を動かす仕組みではないことを思い出した。経済には生産と消費の二つの側面がある。学ぶことで富を生み出すこともできるし、それを使うこともできる。米国には生産者が存在するとともに、スウィフトのファンに適した表現を使えば、気にせず消費する「シェーカー(shaker)」もいる。