コアイメージをつかめば簡単!

「そんなにたくさん意味があるんじゃ、覚えられないよ」と思うかもしれませんね?

 でも、大丈夫です。安心してください。

 まず、その動詞がどういう動詞なのか、イメージをつかんでしまいましょう。

 たとえば、makeといえば「作る」ですが、他に「(人や考えを)変化させる」「行動する」といった意味で使われます。

 共通するのは、

「ゼロから何かを作り出す・生み出すのではなく、すでにある素材に手を加えて形や行動、状態などを『作る』」

 というイメージです。

 これが、私が皆さんにぜひ覚えていただきたい「makeのコアイメージ」です。木で言えば「幹」ですね。

 このコア、幹から派生・発展して、さまざまな意味で使われているわけです。

 この「コアイメージ」をつかめば、

「なるほど、makeってこういう動詞なんだな」

 と、血の通ったものとしてとらえられるようになります。

 そうなると、makeが持つ意味(木で言えば「葉」)を一つひとつ暗記しなくても自然に頭に入ってくるようになります。

 逆に言えば、コアイメージをつかめていないのに、あれこれ覚えようとしても無理というものです。

「語彙(ごい)力=英語力」ではありません

 ひと昔前、「とにかく語彙数が大事」と言われ、単語をひたすら暗記した人も多いと思います。

 今でも「難関大学受験には1万単語が必要」なんて言われていますよね?

 しかしネイティブは、そんな単語帳を見ると、驚いてしまいます。まず日常会話では使わない単語がたくさん並んでいるからです。

 論文などを別にすれば、ネイティブはとにかく「簡単な表現」を好みます。「簡単に表現できれば、ネイティブ英語に近くなる」と言っても間違いではないでしょう。

 「英語力」とは、英語を使った表現力です。膨大(ぼうだい)な語彙力があっても、それを使って表現できなければ「英語力がある」とは言えません。

 逆に、簡単な単語でさまざまに表現できれば、「英語力がある」と言えます。

「語彙力=英語力」ではないのです。