英語で「後でLINEするよ」は何て言う?ネイティブに刺さる“動詞の使い方”「この人は英語がうまいなあ」と感心する人は、じつは動詞の使い方が上手(写真はイメージです) Photo:PIXTA

皆さんは英語で「ピザが食べたいなぁ」というとき、なんと表現するでしょうか。“I want to eat pizza.”ですか?この表現、間違いではないんですが、少しもったいない。動詞の“eat”が強調されてしまうため、ネイティブは使わないのです。このように学校で習った英語表現ではネイティブ的な英語発想が生まれにくく、日本人が持ちがちな英語の壁が生まれてしまうのです。そこで今回は日本人の「英語の壁」を知り尽くしたキャサリン・A・クラフトさんの新刊『日本人が言えそうで言えない英語表現650』(青春出版社)から、ネイティブに刺さる英会話のコツについて抜粋紹介します。

日本人がつまずきやすい“英語の壁”
その突破口とは

 私は1985年に来日して以来、さまざまな日本人─小・中学生、高校生、予備校生、大学生、ビジネスパーソン、英語が趣味の中高年の方々─に英語を教えてきました。そんな経験の中で、「簡単なことなのにうまく言えない」「この気持ちを英語にできない」と、もどかしい思いを抱えている日本人をたくさん見てきました。

 一方で、「この人は英語がうまいなあ」と感心する人もいます。どこでそれを感じると思いますか?

 じつは英語が上手い方って動詞の使い方が上手なんです。といっても、そういった人たちが難しい動詞をたくさん知っているというわけではないのが面白いところ。彼らには「日常生活でよく使う基本動詞の使い方を知っている」という共通点があるのです。