【心の核の傷が表れた感情】
■自分は出来そこないだ。
■親や他の家族から愛される資格がない。
■自分は変で、ぱかで、いらない人間で、お荷物で、孤独で、醜くて…(以下省略)。
■自分には悪いところが多すぎるか、いいところが少なすぎる。

 具体的にどんな心の傷を負っているかはともかく、あなたの日々の行動は間違いなく心の傷の影響を受けています。

毒家族への有害な依存から
抜け出すために

 自分の心の核の傷を書き出してみましょう。

 それについてどう感じるか、そして日々の生活がどのように影響を受けているかを詳しく書いてください。

 そうすることで自分自身から一歩距離を取り、それらの心の傷は誰かから負わされたもので、あなた自身がどういう人間かは一切関係ないということに気づけるかもしれません。

 自己疑念はあなたをがんじがらめにして、やりたいこと、感じたいこと、信じたいことからあなたを遠ざけます。

 そうなってしまっては、家族に依存し続けるしかありません。
 毒家族は、とにかく家族の輪から誰も逃がすまいとします。作為的に不安を煽ることで、逃げられないようにするのです。

シェリー・キャンベル(Sherrie Campbell, PhD)
毒家族に苦しむ人々を救う心理学者であり、家族との絶縁を手伝う専門家として全米で知られている。かつてBBM Global NetworkとTuneIn Radioで自身のラジオ番組「Dr. Sherrie Show」を主宰していた。講演者、SNSのインフルエンサーとしても知られ、メディアにも頻繁に取り上げられている。著書に『幸せになるには親を捨てるしかなかった』(ダイヤモンド社)などがある。

※本稿は、シェリー・キャンベル著 髙瀨みどり訳『幸せになるには親を捨てるしかなかった』(ダイヤモンド社)から再構成したものです。