珠玉の自然吸気V10
高いコントロール性に貢献
お馴染みの5.2L・V10自然吸気エンジンは最高出力610hp、最大トルク560Nmというスペック。7速DCTを介して4輪に駆動力を伝達する。ハードウェアに標準車からの変更は無いが、ドライブモードの切り替えを可能とするANIMAの制御は変更され、SPORTはダートやグラベルでのドリフトしやすさを念頭に置いた設定に。さらに滑りやすい路面への対応を考慮し、前輪への駆動力配分を増やしたRALLYモードが新設定された。
クローズドコースでの試乗体験は鮮烈だった。まず舗装路では、素晴らしいコントロール性に驚嘆した。車高アップによりサスペンションストロークが前25%/後35%増加したことから、適度な姿勢変化により挙動がつかみやすくなっている。そしてどの回転域からでも鋭いピックアップで応える珠玉の自然吸気V10が、高いコントロール性に貢献している。