ランボルギーニ・ウラカン・ステラートランボルギーニ・ウラカン・ステラート Photo:Lamborghini

最大級の“問題作”登場
ウラカン・ステラート

 2013年のデビュー以来、数えきれないほど投入されてきたランボルギーニ・ウラカンの限定車の中でも、間違いなく最大級の“問題作”が登場した。その名はウラカン・ステラート。イタリア語でグラベルを意味する車名が示す通り、守備範囲をオフロードにまで拡大した全天候型スーパースポーツである。

 外観はなかなか刺激的だ。先鋭的なウラカンのシャープなボディは44mmリフトアップされ、フロント、サイド、リアのアンダー部分には樹脂製のプロテクターが装着されている。前後フェンダーにもクラッディングが追加され、そこには前235/40R19、後285/40R19というサイズのブリヂストン・デューラーAT002が収まる。オフロードでの走破性とオンロード性能を両立させ、しかもランフラット構造という専用開発タイヤだ。

 シュノーケル型のエアインテークも目をひく。標準仕様のウラカンはエンジンへの吸気をボディの両サイドから取り入れているが、ダートで横を向けて走らせると、ここから土や埃が入り込んでしまう。その対策として、吸気系が全面刷新されたのである。